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Live ​Report 

2017.09.15 須藤満 2017 Silver Week Special 4days:1

『U.S.B. ~Tour4前哨戦〜』@京都 Live Spot RAG

Reported by 芙花

3月の仮BANDさんとの対バン形式のライブから半年。ついに再結成の日を迎えました!

「須藤満 2017 Silver Week Special 4days:1 『U.S.B. ~Tour4前哨戦』」として行われた今回のライブ。
会場の京都・ライブスポットRAGは代表・須藤さんの本拠地とも言える京都の老舗ライブハウス。

果たして、ここでどんな「前哨戦」が繰り広げられるのか…?

開演30分前、一足早くステージに現れたバリさんがDJを始めると、「U.S.B.のステージが始まるな」という気分になります。

客席後方から須藤さんと宇佐美さんが登場、”Front of the Factory”からスタート。

メンバーそれぞれの紹介が織り込まれたこの曲、ステージの幕開けにふさわしい曲だと思います。
そこから、「元祖・自己紹介曲」とも言える、”About Us”へ。

この曲の歌詞は、「別れを示唆した曲」と宇佐美さんが以前におっしゃっていましたが、

ライブの度に解散という「別れ」を迎えるU.S.B.のイメージが重なります。
でも、「再結成」という形での再会があるように、少しもの悲しい中にも絶望ではなく、どこか希望や明るさも感じられるように思うのです。

“Veronica”での曲中のジャンプや、須藤さんのライブでもおなじみの曲だけれど、

途中に入ってくる”Welcome Home”の声にU.S.B.再結成の喜びをしみじみと噛みしめていました。

 

“Together”ではお客さんとのコール&レスポンス録音。代表が「京都~」でビブラートをきかせて、と客席に無茶ぶり。
「須藤さん、楽しそうですね」と宇佐美さんに言われていましたが、本当にこのコーナーの代表はいつも楽しそう。

インスト曲”A man drives, as he lives”を挟んで、スペシャルゲストのWoody Funkさんが呼び込まれます。
着物風のドレスを纏ったWoodyさんがセルジオ・ムトウさんに和傘を差し掛けられてステージへ向かう艶やかな姿はさながら花魁道中。
(和傘は「楽屋にあったのをお借りした」そうです。楽屋に和傘があるのはさすが京都?)

 

ブルーノ・マーズの”24 K Magic”のカバーで始まったWoodyさんのライブ。
「月刊 星☆ガール.net」ではお客さんも振り付けを一緒にやったり、

「ほっしーの!」のコール&レスポンスがあったりと会場一体になっての大盛り上がり。

次はU.S.B.とWoodyさんとのコラボで、メロウなナンバー、”YA-SA-SHI-KU”。見つめ合うように歌っているWoddyさんと宇佐美さん。

「せっかくだから次はU.S.B.の曲を」(須藤さん)ということで、”Key”。
リハなしのぶっつけ本番だったそうですが、そうは思えないぐらい息のあったWoodyさんのトークボックスと宇佐美さんのボコーダー。

優しい色香を感じさせるような曲だと思っていたのですが、”if you love me” “I love you”というストレートなフレーズが乗ると

ぐっと色っぽさが増すような気がしました。

 

盛り上げ上手なWoodyさんのステージ、代表も「勉強になりました」とおっしゃっていましたが、

あっという間に会場を引き込んでしまう、「トークボックスの女王」にふさわしい圧巻のパフォーマンスでした。

ゲストのお二方を送り出した後、再び3人のステージ。 MCでは「CD制作に前向き」という発表が。
まだ詳しいことは決まっていないけど、10月からのツアーに持って回れたら、とのこと。

実現したら本当に嬉しいですね!

そして、「U.S.B.」の表記について、検索のしやすさなども考えて、今後は「UxSxB」とするとのことでした。
「CD制作(に前向き)」と合わせて、U.S.B.改めUxSxBも次のステージに進むのでしょうかね。

宇佐美さんの新曲「ハーネス」。
宇佐美さんの愛猫たちが付けているハーネス(胴輪)から「締め付けているものからの解放」というようなイメージで作曲されたそうです。
これからライブを重ねてどうなっていくか、楽しみなかっこいい曲でした。

 

“Into the Lightning”で灼熱の後半戦に突入。
“Hot Rod”で客席乱入、お客さんが回す椅子の上で弾く須藤さん。

ちなみに、回る椅子の上で姿勢をキープして弾くのは結構な筋力が要るそうです。

そこから畳みかけるように”LIKE THAT”。サビでのシャウトは何度聞いてもかっこいい!

この曲、いつも思いっきり手を振るので翌日やや筋肉痛気味になることも。

“扉“では、先ほど”Together”で撮ったお客さんの声でコール&レスポンス。
なぜかビブラートを無茶ぶりされたときの「京都~」が繰り返し使われていたのが笑ってしまいました。

 

アンコールは”Bass’n Voice”、そして“U.S.B”.。

“U.S.B.”テンポはゆったりしているけど、ベースはかなり力強くメロディを奏でているのですよね。
自己紹介曲の“About Us”とは別の面でU.S.B.を象徴する曲だと思います。
最後の音がフェイドアウトすると「ああ、終わっちゃったな」という気持ちに。

3月の仮BANDさんとの対バンからは半年ぶり、フルのライブは約10ヶ月ぶりということで、「久しぶり感」はありましたが、

10月から始まるTour 2017への期待が高まる前哨戦でした。

「前向き」なCDも…発表したっていうことは期待して良いんですよね?

U.S.B.改めUxSxB、これからが本当に楽しみです!

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