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Live Report
2016.05.22 U.S.B.Tour2.1 @大分PIANO DINING BAR Ken’s
Reported by 芙花
昨年11月のデビューツアーから約半年を経て、U.S.B.Tour 2.1として行われた全8公演。
4本目となる大分公演の会場は、PIANO DINING BAR Ken’s。名前の通り、落ち着いた雰囲気のおしゃれなピアノバーです。
開場と同時にDJバリK~ん氏のDJプレイが始まっているのも、物販を須藤氏・宇佐美氏が担当するのも前回同様。
開演前からメンバーがそれぞれの形で出迎えてくれるのもファンとしては嬉しい限りです。
ターンテーブルから“Are you ready?”のコールを合図にU.S.B.のPartyがスタート。
Opening Tuneに乗ってステージに上がった須藤氏、宇佐美氏。
ここから曲がスタート、と思いきや宇佐美氏が「すみません!!」と手を挙げてストップ。
「え、どこからやり直せばいい?」とDJバリK~ん氏。
結局、須藤氏・宇佐美氏の登場からやり直すことになりましたが、こんなハプニングもライブならでは。
思いがけないトラブル発生でおそらく宇佐美氏は焦ったのでしょうが、客席の雰囲気はぐっとほぐれた感じがします。
仕切り直しの登場から、1曲目の「扉」でさっそく客席は総立ち。新曲のこちらは明るく爽やかな、伸びやかさを感じる曲。
歌詞も聴き取りやすく、すぐに覚えて口ずさみたくなりました。
曲中では須藤氏がコールアンドレスポンスを行い、この日のご当地ネタは「とり天」。須藤氏の好物らしいです。
続いて「Dance With You」でゆったりと体を揺らした後は、こちらも新曲の「Veronica」。
ある女性に翻弄されまいとしても翻弄されてしまう・・・という内容の情熱的な曲。
須藤氏のメロディアスなベースが印象的な「Painful Heart」「北極星」と続き、新曲の「Key」、「Welcome Home」とじっくり聴くコーナー。
ダンサブルな曲はもちろんですが、ややスローな曲をしっかり聴かせるためにも、
実は「ビートマスター」たるDJバリK~ん氏の貢献度が高いのではないか、と個人的には思います。
須藤氏・宇佐美氏共作のAs You Like Itで前半を締め、ClubバリK~んを挟んで後半戦に突入。
イントロ部分のスクラッチが印象的なオリジナル曲「I know」から、「Bass'n Voice」でバキバキ鳴るベースの音に酔いしれた後は、
オリジナル曲「Like That」へ。
前回も演奏されていた曲ですが、宇佐美氏のボコーダーボイスが力強さを増した気がします。
サビ前の部分で宇佐美氏が右手を挙げる仕草がすごく格好良くて素敵だと思いました。
「Hot Rod」でベースを弾きながら須藤氏が椅子渡りで客席乱入、盛り上がらない訳はありません!
ヒートアップする客席にあおられたのか、客席最後列の椅子を使って椅子下駄で移動、ついにはカウンターに上ってプレイ!
ステージに戻ってから、「すみません!!」とお店の方に謝っていた須藤氏ですが、お店の方は快く許して下さったようです。
出禁にならなくて良かった(笑)。
某5人組のカバー曲「ポーカーフェイス」では、歌の部分は宇佐美氏のボーカルで、ラップ部分はベースで表現。
須藤氏のベースは「メロディを歌っているよう」と思ったことは多々ありますが、ラップまでできるとは…
その表現の幅広さ、豊かさには驚くばかりです。
本編ラストは須藤氏がU.S.B.のために書いた新曲「Together」。
手拍子とコーラスで観客も参加する曲ですが、コーラス部分はとても覚えやすく、気持ちよく歌って楽しめるメロディでした♪
こんな風に、ただ曲を聴くだけでなく曲のパートを担っているかのように参加できるのが他には無い、
U.S.B.ライブの醍醐味ではないかと思います。
アンコール1曲目は、前回オープニング曲だった「About Us」。
昨年11月のライブを思い出しつつ、あれから半年でまたこの3人のライブを見られたことがしみじみ嬉しい…。
そしてラストの「U.S.B.」。
曲中でDJ(スクラッチ)とベースの掛け合いの後は、「今度はUとYouの掛け合いで」ということで、
宇佐美氏の歌をなぞるようについていく観客。須藤氏とのコールアンドレスポンスもあって会場が一体となって楽しんでいました。
前回のツアーから約半年。こんなに早くステージに3人が戻ってきてくれたことは正直意外で(なにしろお三方ともご多忙ゆえ・・・)、
その喜びを改めて感じたこの日のライブでした。