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Live Report
2016.10.30 U.S.B.Tour-3 @三島afterBeat
Reported by 芙花
U.S.B.Tour 2.2の千秋楽から5ヶ月。
U.S.B.Tour-3がいよいよ初日を迎えます。会場は静岡県・三島のafter beat。
普段は中華料理のお店として営業しながら、有名ミュージシャンも数多く出演するライブハウスでもあります。
ちなみにこちらの名物は担々麺。
さすがにライブを見ながら・・・という訳にはいきませんが、ライブの前後に頂くことができます。
前回までは物販を須藤さん・宇佐美さんが担当されていましたが、今回はスタッフ・伊藤さんが物販コーナーに立たれています。
代表・須藤さんが参加しているフュージョンバンド、TRIXのローディーさんでもあり、
ご自身のバンド・Blossomでもドラマーとして活動されています。
初日ということで客席にも高揚感というか、期待に満ちたソワソワした雰囲気がある中、
”Dance With You”からU.S.B.-Tour3のライブがスタート。ゆったりしたテンポながら心地よく体を揺らして聴けるこのナンバーで
客席は早くも総立ち。
続いて、こちらも昨年の最初のツアーからの曲、”U.S.B.”。こちらもスローナンバーですが、
須藤さんのスラップ、バリさんのスクラッチ、宇佐美さんのボコーダーボイスが調和した美しいメロディ。
続いては前回のU.S.B.Tour 2.1で初披露された「Veronica」。
わがままな女性に翻弄されるようなイメージ、ということでしたが、前回ツアーで見たときよりも宇佐美さんの「色気」が増しているような。
MCでメンバー紹介。
宇佐美さんが紹介されると「リーダー!」の声が掛るようになりましたが、ご本人曰く「こういうところと呑みの席でしか言われない」とか。
続いて役職・「代表」の須藤さんですが、「ツアーのブッキングや食事の支払い等の雑務を、
みんなを『代表』してやっているだけ」とのことですが、U.S.B.はもちろん「代表」あってこそですよ!
続いては須藤さんの曲「Painful Heart」。(オリジナルは須藤さんが下野ヒトシさんと組んでいる「SLAP×SLAP」のもので、
当然ながらU.S.B.バージョンとは全く違うので聞き比べてみると面白いと思います。)
バキバキ鳴るベースとバリさんのスクラッチが絡み合って、U.S.B.ならではのサウンドに仕上がっています。
ここから”Key” “Welcome Home”とバラード系の曲が続きます。このメリハリの付いた選曲はさすが。
早くも前半最後の曲。
お客さんも手拍子とコール&レスポンス・コーラスで参加する、まさに曲名どおりの”Together”。
ここでのコール&レスポンスは録音され、宇佐美さんが加工して後で使用されることになります。
「This is a pen!」と流行ネタも飛び出し(※元ネタは“I have a pen”であることを後に指摘される)、会場一体となって前半終了。
前回までは「ClubバリK~ん」としてバリさんのDJタイムでしたが、今回からは、「バリちゃんタイム with suto」として、
バリさんが曲をかける傍らで須藤さんがベースを演奏するという何とも贅沢な時間に。
クラブミュージックに合せてベースを弾く須藤さんというのも他では見られない貴重な姿だと思います。
後半戦のスタート、ここでいよいよ新曲登場。
まずは須藤さんの曲から。ビートが効いていながらメロディアス、という須藤さんらしさが凝縮されたカッコ良い曲。
曲名は「A man drives, as he lives」。日本語に訳すと「運転が 示すあなたのお人柄」という交通標語だそうで(笑)。
確かにドライブしながら聞いたらはまりそうだなあ、という曲でした。どこかの車メーカーさん、CM曲に採用していただきたい。
そして宇佐美さんの新曲、「Into the Lightning」。
メンバー全員「全力疾走する」というのがテーマだそうですが、本当にカッコ良い!3人それぞれの「職人技」が炸裂する曲です。
”About Us”がU.S.B.のバンドとしての特徴を表しているとすれば、こちらは1人1人の個性というか特徴にスポットを当てた曲、
という感じで、この3人でなければ絶対にこういう曲はできないだろうな、と感じました。これこそがU.S.B.の真骨頂。
曲が終わった後、思わず「出来た-!」と叫ぶ須藤さん。完成形のデモテープを聴いたのはリハーサル前日だったそうで、
それでこの難曲を演奏できるとはさすが。
しばし「休憩」という名のMCの後・・・ベースの音が鳴り響き「来たー!」と会場大盛り上がりで「Hot Rod」へ。
この日の会場の椅子は回転するものだったのですが、椅子の上に立ってお客さんに椅子を回させる須藤さん、それを見て会場大ウケ。
興奮冷めやらぬまま「LIKE THAT」に突入。宇佐美さんのロックっぽい名曲、サビで手を挙げるのもすっかり定着した盛り上がり曲。
そこからBass’n Voiceへとなだれ込み、ラストの「扉」へ。
ここで冒頭“Together”で録音された客席の声を使ってコールアンドレスポンス。
つまり「お客さん(の声)とお客さんの声」での掛け合いという「今回の新商品(須藤さん)」。
最後はおなじみのメロディを「la la la la la~」で大合唱して本編終了。
アンコールは宇佐美さんの曲「北極星」、そしてU.S.B.のアイコンとも言うべき「About Us」。
1年前、この曲からU.S.B.がスタートしたんだな・・・と感慨深く思いました。
この後のライブでどんな進化を見せてくれるのか、早くも楽しみなライブでした。